イワフジツボ(エビやカニのなかま)
フジツボの仲間は、みんな海に住んでいます。
貝の仲間と思われがちですが、エビやカニの仲間で『甲殻類』です。
殻板とよばれるたくさんの板状の中にさかさまに体が入っています。6対の『まん脚』とよばれる植物のつるのようなあしを出して、プランクトンをからめとって食べます。
フジツボの仲間は、卵がふ化すると、3対のあしをもったノープリウス幼生になり、6回ほど脱皮して成長し、キプリス幼生になります。
この幼生は、触角で岩などの上をはいまわってお気に入りの場所にたどりつくと、その触角からセメントのような物質をだして、固着します。そのあと変態して小さなフジツボになります。
船の底やさん橋などに大量にくっつくので、漁師さんたちにはいやがられます。(ここまではシロスジフジツボと同じです。)
イワフジツボは一般的に普通にみられるフジツボです。
高潮線(海水が満潮の時の水面近く)の岩面に固着しています。
からだは直径8㎜くらいです。シロスジフジツボと比べると体が小さいです。
イワフジツボも、長い時間、海から出ていてもよく耐えられるのだそうです。
頂上の口の部分には、ふたの役割をする2枚の殻板があります。
オス・メスはあるのでしょうか。もしあるのなら、オスは精子はどうやって卵子に渡すのでしょうか。
ノープリウスやキプリスなど聞きなれない名前の幼生はどんな姿をしているのでしょうね。
調べてみてくださいね。
なんだかわくわくしますね。